太田昭宏国土交通大臣に公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する要望書をお渡ししました。
2013/12/17
12月17日、公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する要望書を、安藤哲也団長とともに太田昭宏・国土交通大臣にお渡しして参りました。
「利用者が気兼ねなく利用しやすい公共交通機関・公共施設をつくる」ことを目標に国土交通省に設置された、公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会での協議が、本来の目標からぶれることなく進められるようにと、要望書をお渡ししたものです。
要望書にご賛同くださった方々の名簿とメッセージも太田大臣にお渡しいたしました。ご賛同くださったみなさま、どうもありがとうございました。
18日に開催される第3回協議会では、利用しやすい環境づくりに向けた3つの案が示されるとのこと。今後の協議の様子を見守って行きましょう。
◆公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する要望書(全文)
誰もが気兼ねなく外出できる社会の実現のために
公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する要望書
私たちは、にっぽんをもっと子育てしやすい社会にと活動する団体です。子育てしやすい社会は、老若男女、性別、年齢等に関わりなく、互いが互いを思いやり、手を差し伸べ合うところから始まると考えています。
誰もが、道具の力を、誰かの手を借りなければ外出できなくなる可能性を持っています。どのような状況であろうとも、道具や助けを借りて気兼ねなく外出できることは、すべての人の社会参画を促すことにつながります。
誰もが気兼ねなく外出できる社会は、誰もが気兼ねなく参画できる社会です。
私たちは、この社会で暮らす人々がともに理解し合い、譲り合い、手を差し伸べ合って暮らしていけるよう、公共交通機関等の利用についても、さまざまな立場の人々とともに考えていきたいと思っています。
車椅子、手押し車、杖、歩行器、ベビーカー等は、いずれも外出に 不安を抱える人々の外出を助ける道具です。そうした道具を使う人々の移動を支えるのが、公共交通機関等であり、エレベーターやスロープ、優先スペース等の設置、誰もが分かりやすいマークの表示です。
どうぞ、外出に不安を抱える人々が気兼ねなく参画できる社会の実現のために、格段のご配慮をお願い申し上げます。
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