「子ども・子育て支援新制度に関する要望書」への賛同をお願いします。
2014/02/20
現在、国の子ども・子育て会議で協議が進められている子ども・子育て支援新制度。平成27年度4月からの本格的スタートを目指して、協議も大詰めに入っています。
この新制度は「量の拡充」と「質の向上」の部分について消費税から財源が投入されます。が、かかる費用を試算したところ、1兆1000億円かかることが判りました。すでに調達出来ているのは7000億円で、4000億円不足している格好です。
このままでは、いまだ十分とは言えない妊娠・出産から幼児教育・保育につながるまでの支援や、保護者が主体的な子育てが出来るよう創設された「利用者支援」及び「利用者支援専門員配置」など、地域子育て支援事業が十全な形で実現できない恐れがあります。
そこで、にっぽん子育て応援団としては、子ども・子育て支援新制度に関する要望書を、関係各位に提出することにいたしました。
この要望書にご賛同いただける方は、ご賛同フォームから賛同表明をお願い申し上げます。
◆子ども・子育て支援新制度に関する要望書賛同フォーム
https://ssl.formman.com/form/pc/cAsOyQJNoxy1TtsT/
◆子ども・子育て支援新制度に関する要望書(全文)
子ども・子育て支援新制度に関する要望書
子ども・子育て関連3法により、いよいよ、平成27年度から「子ども・子育て支援
新制度」がスタートします。にっぽん子育て応援団は、新制度が真に実効ある制度と
なるよう、子ども・子育て支援関係団体及び個人と共に以下の点を要望いたします。
【にっぽん子育て応援団の考える目標】
すべての子どもたちが、家族の愛情に育まれ、また、子ども同士の積極的な関わり
合いの中で、そして地域や社会の多くの大人の慈しみの中で、心豊かに成長できる環
境を保障すること
【目標実現のためのにっぽん子育て応援団の要望】
1 思い切った財源投入の実現に向けた大きな政治の決断を
子ども・子育て支援新制度の「量の拡充」と「質の向上」にかかる費用として試算
された金額は1兆1000億円です。7000億円しか確保出来ないからと、量の確
保も不十分な上に質を切り下げるようなことがあってはならないと思います。税と社
会保障の一体改革で示された通りの、必要な財源の確保実現に向けた、大きな政治の
決断を求めます。
2 人生のスタート時期に手厚い支援を
妊娠・出産期から幼児教育・保育につながるまでの、全ての子育て家庭への支援が、
十分ではありません。就学前の幼児教育・保育のみならず、新制度に盛り込まれた、
在宅で子育てをしている家庭への支援を中心とした、地域子育て支援拠点事業、一時
預かり事業などの地域子ども・子育て支援事業が確実に実行されるよう、予算配分、
市町村への支援をお願いします。
3 主体的な子育てができるよう、利用者支援の充実を
どのような状況にあっても、主体的に子育てができるよう、ひとり一人のニーズに
合わせた支援が必要です。国会修正により新たに創設された「利用者支援」事業は極
めて重要な事業であり、ぜひともこの事業の要でもある「利用者支援の専門職員配置」
を充実させてください。
4 働き方の抜本的見直しもあわせて実施を
ワーク・ライフ・バランスを進め、長時間残業が当たり前という正社員の働き方の
常識を抜本的に改革し、男女ともに、子育てをしながらキャリアアップし活躍できる
社会づくりの推進を求めます。
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